離婚までの葛藤⑤〜友人の言葉〜
ひとつ嫌だと感じたら、あれも嫌。これも嫌と思うようになっていきました。
息子と元旦那が2人で過ごす休日が増え、
今日は何したの?どこに遊びに行ったの?
と今日の出来事を息子から聞く事が増えました。
すると息子は、どこどこに行って楽しかった。とかも言っていたのですが
パパはいつもせいのお話聞いてくれないからキライー。
お風呂の熱いところ今日は行かないで。
(サウナの事)
なども言うようになりました。
家の中でも良く見かけていたのですが、息子がパパに、
どこ行くの?
何するの?
〜なの?
と疑問系で話かけても、
元旦那の返答はスマホを見ながら
うん。
うんうん。
ふーん。
でした。さらには片耳にイヤホンをつけながら過ごしていました。
息子が、うん。じゃない!!と言って怒って、
見かねた私が、せいのお話ちゃんと聞いて。
と伝えてようやくスマホを見るのを辞めて話を聞くといった日が増えました。
息子と元旦那のルーティーンになっていた、公園や銭湯でも、息子に向き合わず今のような対応をしてるんだな、と思いました。
銭湯で自分だけサウナに入って、息子を放置するとか危機管理が低すぎではないですか?
不信感はさらに募り、良いところは目につかず、悪い所ばかりピックアップするようになりました。
この頃に生活の仕方、息子との向き合い方が合わないと確信し始めました。
そんな想いで過ごしている時に、友人に相談した事がありました。
すると、思いもよらない言葉が返ってきたのです。
せいママのお父さんってどんな人だった?
私の父は、子煩悩で休日になると良く遊んでくれた。
釣りに行ったり、ゴルフの打ちっぱなしに連れて行ってくれたり、公園に行ったり、家で何かを作ったり。
キャンプやイベント事も欠かさず、子供達が楽しめるようにしてくれていた。
と伝えると、
だからだね!
せいママのお父さんが理想のお父さん過ぎて、旦那さんにもそれを求めてるんやね。
私のお父さんは、
子供にすぐ手をあげるし、家にいてもゴロゴロするだけで遊んでくれた事ない。
お母さんが忙しかったから、小学生の時から家族分の食事の準備を1人でしてたよ。
そういう家庭環境で育ったから、
せいママの旦那さんは嫌な所もあると思うけど、うちのお父さんよりちゃんと子供の面倒みてると思う。
言葉を失いました。。
そうか。
そういう考えもあるよね。
恵まれた家庭環境で育ったので、
パパはこうあるべき、家族はこうあるべきと、自分の価値観を押し付けて、
あれも嫌。これも嫌。ってなってたんだと気付きました。
その友人の言葉のお陰で、自分の価値観と他人の価値観は違うと思えるようになりました。
すると気が楽になり、元旦那に対して少し優しく接することが出来ました。
相変わらず顔を合わす時間は無いけど、以前のように少しだけ、優しい気持ちで接することができ始めました。